
春が近づくと入学シーズンですね。
この春から新しいランドセルを背負って小学校へ通うことになる新一年生の子達にお祝いを贈ろうと考えている方も多いのではないかと思います。
しかしお祝いを贈ろうと思っていても、いったいどれくらいの金額を包めば良いのかお悩みではありませんか?
今回は小学校への入学祝いの相場はいくらなのか?
また、この入学祝いを渡す時期はいつにするべきか?
そして、お祝い金を包むのし袋にはどう書いたら良いのか?
入学祝いを贈る際に出てくるお悩みについてまとめてみましたので、ぜひ確認してみてください。
目次
小学校への入学祝いの相場はいくら?
春から小学生になる子へお祝いをしたいけど、どれくらい包めば良いのかというのは難しいですよね?
しかし入学祝いというものにも相場はあります。
それより多く贈ると受け取った相手の親に気を遣わせる事になります。
反対に少なすぎるとどう思われるか心配ですよね。
ですので、この相場をしっかりと確認してそれを踏まえたうえで包む金額を決めていきましょう。
入学祝いの相場は、渡す相手が孫なのか甥や姪なのかなどでも変わりますので表にまとめてみました。
一般的な相場はこの表のようになっています。
年代は自分の年齢のところを確認してください。
10代 |
20代 |
30代 |
40代以降 |
|
---|---|---|---|---|
親戚(甥姪) |
¥3,000~5,000 |
¥5,000~10,000 |
¥10,000 |
¥10,000 |
親戚(その他) |
¥3,000 |
¥3,000~5,000 |
¥3,000~5,000 |
¥5,000 |
孫 |
× |
× |
× |
¥10,000~50,000 (10万以上包む方も多くいらっしゃいます) |
友人・知人の子 |
¥1,000~3,000 |
¥3,000~5,000 |
¥3,000~5,000 |
¥5,000~10,000 |
この相場の範囲の中でお金を包むとしても
『4』『6』『9』がつく金額を包むのは縁起が悪いのでやめましょう。
『4は死』『6はロクでもない』『9は苦』に通じる為、縁起が悪いとされています。
また各ご家庭の習慣や地域性などで相場というものは変わってきますので、その場合はそちらを優先しましょう。
なお入学祝いには基本的にお返しは不要となっています。
ですので、相場から外れてあまりに高額のお祝いですと相手の方に気を遣わせる事になります。
相手に気を遣わせる事のないようにするのもマナーのひとつですので、しっかりと確認しておいてください。
小学校への入学祝いを渡す時期はいつが良い?
前項で書いた相場を確認していただいて、包むお祝いの額が決まったら今度はいつ渡せば良いのかという疑問が出ますよね。
まず入学する前なのか後なのか?入学時期からどれくらいの範囲なら良いのか?
渡す時期を間違えると『なんで今なの?』と思われるかもしれませんよね。
ですのでいつ渡すと良いのかはしっかり確認しておいてください。
入学祝いというものは子供へのお祝いではあるのですが、お祝いを渡すのはその子の親へ渡しますよね。
そしてそのお祝いの意味は『これからの新生活を頑張って欲しい』というのと『新生活に必要なものを揃えて』という意味があります。
ですので入学前にお祝いを贈るのが一般的です。
どの小学校へ入学するのかというのは受験をする場合を除けば最初から分かっていますよね。
そして入学時期も分かっているはずです。
その為、入学する1ヶ月遅くとも一週間程前までには渡せるようにしましょう。
しかし会う頻度が少なく、年に数回しか会わないという場合もありますね。
そのような場合はお正月などでお年玉を渡すのと同じになっても問題ありません。
もし近場に住んでおり、頻繁に会うような場合は入学祝いは別で渡した方が良いですね。
しかしタイミングが合わず入学前に渡すことが出来ない場合もあるかもしれません。
そのような場合でもGWあたりまでなら大丈夫ですので、遅くなったとしてもお祝いはしてあげるほうが良いです。
その際は『遅くなってごめんね。入学おめでとう。』と一言添えるようにしましょう。
子供というのはお祝いしてもらった事を意外と覚えているものです。
その記憶がある為大人になって今度はお祝いを渡す側になるのです。
ですので渡す時期がズレてしまってもキチンとお祝いしてあげるようにしてください。
小学校への入学祝いののし袋の書き方
ここまでで入学祝いの相場と渡す時期が確認できましたね。
最後は忘れがちなのし袋の書き方と選び方です。
のし袋の選び方
のし袋には慶事用と弔事用の2種類あります。
お祝い事に使われるものかお悔み事に使われるものかという違いです。
これを間違えてしまうと大変失礼となりますので間違えないようにしましょう。
さらに慶事用ののし袋の水引にも『結び切り』『蝶結び』の2種類があります。
『結び切り』は固く結ばれており簡単には解けない為、1度きりであって欲しいお祝い事(結婚など)に使われます。
『蝶結び』は簡単に解けるため、何度あっても良いお祝い事(入学祝いなど)に使われます。
ですので入学祝いには熨斗の付いた紅白の蝶結びののし袋を選びます。
また包む金額によってものし袋が違います。
一万円以下の金額を包む場合には水引が印刷されているもので構いません。
しかしそれ以上の場合にはきちんと水引が付いたものを選ぶようにしましょう。
包む金額にあったものを選ぶのもマナーとなります。
最近ではのし袋のパッケージに『~◯万円』のように包む金額に合ったものが分かるようになっていますので参考にしてください。
のし袋の表書き
表書きの上段には『祝御入学』または『御入学御祝』と書きます。
そして下段には贈り主の名前をフルネームで書きます。
夫婦で贈る場合は、右側に夫の氏名・左側に妻の名を並べて書くようにします。
この表書きを書く際は基本的に筆ペンか毛筆で書きます。
しかし自信が無いようでしたらサインペンで書かれても問題はないでしょう。
入学祝いとは基本的に身内へのお祝いですので、そんなに畏まる必要も無いと思われます。
しかし、それもご家庭によりますので不安であれば筆ペン等で書くようにしましょう。
中袋への書き方
中袋には金額を書く為の枠が有るものと無いものがあります。
金額の記入枠が有るものにはそこに包んだ金額を書き、反対側(裏側)に住所と氏名を書きます。
金額の記入枠がない場合は表側の中央に金額を書きます。
そして裏側の左下に住所と氏名を書きます。
どちらの場合も金額の記入は『一、金 ◯萬円也』と縦書きで書くようにします。
この際、金額の漢数字は『壱』『弐』『参』のような昔ながらの漢数字を使うようにしてください。
まとめ
小学生という新しい環境で新生活を始める子をお祝いしてあげたい気持ちはあっても、いざするとなるとわからない事も多くあったのでは無いかと思います。
あまり身近では無いこのような作法も、日本では常識と捉えられますのでしっかりと覚えて恥ずかしくないようにしたいですね。
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