
この春から小学校にご入学されるお子様がいらっしゃる親御様、おめでとうございます。少し前まであんなに小さかった我が子がランドセルを背負って勉強をしにいく事を思うと嬉しくもあり、ちょっぴり寂しくもありますよね。
でも小学校へ入学するというのは本当におめでたいことです。
ですので、ご両親やご親戚の方たちからも入学のお祝いを頂いた方も多いのではないですか?
我が子の為にわざわざお祝いを贈ってくれた事は嬉しいですが、心配になるのはお返しの事ですよね。
入学祝いにお返しは必要無いとはよく聞きますが、お返しをした方が良いとも聞きますよね。
実際は入学祝いへのお返しは必要なのでしょうか?
また、お返しをするならその相場はどれくらいなのでしょうか?
今回はご両親やご親戚の方へのお返しのおすすめを併せてご紹介していこうと思います。
小学校の入学祝いはお返しが必要不要?
小学校への入学に際し、頂くお祝いにはお返しをする必要が有るとも無いとも聞きますが実際のところはどうなのでしょうか?
入学祝いにお返しが必要無いとされる理由は
『お祝いを贈る相手が子どもである為、自身で金銭を稼ぐ手段が無くお返しをする能力が無いから』
と、いうのが理由です。
これを見るとやっぱり入学祝いへのお返しは必要ないんだと思われると思います。
これは【図書券・文具・ランドセル・学習机】など子ども本人が直接頂く場合です。
このような場合は上記に書いたように『子供ではお返しをする事が出来ない』為、お返しをする必要はありません。
しかし最近では【現金・金券】などのように子供の親へ宛てて贈られる事も多くなってきました。
これは親御様同士の義理という場合もありますし、金額も高額であったりする事もあります。
その為、このような場合には入学祝いという名目での贈り物であったとしてもお返しが必要となってきます。
『新生活に必要なもの、またはそれに類するものを子ども本人宛に直接頂いた場合』
お返しが必要とされる場合は
『現金や金券など名目上子供の入学祝いとされていても、親御様へ贈られていると捉えれる場合』
基本的には上記のような考えで良いのですが、
ご両親から現金でお祝いを頂いたからといってお返しをすべきかというと、難しいですが高額だった場合はお返しも視野にいれるべきでしょう。
しかし現金を贈られたからといって全てがお返しが必要というわけでもないのですが、これは贈り主の方との関係性やお祝いの意図などにもよりますので一概には言えません。
ですので、基本的にはこのような考え方だと捉えてもらえればと思います。
入学祝いのお返しを両親や親戚にする場合はどうする?
一般的には不要とされる入学祝いへのお返しですが、最近では必要な場合と不要な場合があるというのを前項で書いています。
しかしお返しが不要だったとしてもお礼というのは必ず必要です。
このお礼等がお返しの代わりだったりもするのです。
ですので、お返しが必要・不要どちらの場合でもするべきお返しのおすすめの方法をご紹介していきます。
まず初めに大事なのは、お祝いを頂いたらその日のうちに子ども本人にお礼をさせる事です。
お祝いが送られてきた場合などは電話でも大丈夫ですので必ず本人にお礼をさせてください。
これはお返しだなんだという前にマナーであり礼儀です。
これを踏まえた上でおすすめしたいお返し方法は、
子ども本人の直筆のお礼の手紙に入学式の写真を同封して贈るというものです。
私の場合は幸い車を使えばすぐに行ける距離に両親が住んでいた為、入学式の後の最初の休日に菓子折りを持って子供とともにお邪魔しました。
その時はもちろんランドセルを持参し、娘の撮影会みたいになりましたね(笑)
両親もランドセルを背負った孫を自分の眼で見る事が出来てとても喜んでくれました。
この両親の顔を見ると、どんなお返しよりも孫の成長した姿を見せる事が一番のお返しなんだろうなと実感できましたね。
その後一緒に食事をするなどして過ごし帰宅しましたが、後日その時の写真と入学式の写真を現像し子供直筆のお礼の手紙を添えて贈りました。
その後両親からは『あんなに小さかった子がランドセルを背負ってる立派な姿を見れて本当に嬉しかった』と連絡があり、喜んでもらえたようでした。
もしご両親が遠方に住んでいる場合は、入学式だけでなくランドセルを背負った写真も一緒に同封すると一層喜ばれる事でしょう。
直接会う事が出来なくても、その時の記念の写真を見るだけでも祖父母としては嬉しいと思いますよ。
もししっかりとした記念写真を撮る予定があれば、ご両親にも声をかけ一緒に撮影される事をオススメいたします。
入学祝いのお返しの金額の相場
入学祝いにはお返しを必要とする場合と不要な場合があるというのは前項で書いた通りです。
そしてお返しをする際の相場というのは『頂いた額の1/3~半額程度』が相場となります。
これより多くの額をお返しとして返すのは『あなたにお祝いしてもらう必要はありません』と言っているのと同じこととなり、大変失礼となる場合があります。
人によっては『お気持ちだけ頂きます』という意味で全額返しをする方もいるようですが、その意図が相手にちゃんと伝わらないとお相手の方と軋轢(あつれき)が生じる事にもなりかねませんのでオススメはできません。
お祝いやお返しについてご家族やご親族の間での取り決めがある場合を除いて、基本的には1/3~半額返しをするようにしましょう。
もちろん地域の習慣やご家庭の決まりなどがあればそちらを最優先で考えてもらった方が良いです。
そしてお返しをする際には子供の直筆でのお礼の手紙は必ず添えるようにしましょう。
この手紙があるかないかで受け取り手の気持ちが全然変わってきます。
字が汚くて読みにくいのも愛嬌ですので、気にしなくても大丈夫ですよ。
最後にお礼状の1例を載せておきます。
お礼の手紙の文章は親が一緒に考えても良いですが、書くのは子供だというのを忘れないようにしてください。
おいわいで いきもののずかん と ふでばこ と えんぴつ を かいました。
しょうがっこう では べんきょう を いっぱい がんばります。
きゅうしょく も のこさず に ぜんぶ たべます。
6がつ には うんどうかい が あるから きてください。
(子供の名前)』
まとめ
一般的には必要が無いと言われている入学祝いへのお返しですが、最近ではお返しをするのが当たり前だとする人も増えています。
ご両親や親戚などの近しい間柄の方からのお祝いですらお返しが必要な場合もありますので、どのような意図で贈られたお祝いであるのかをしっかり理解するようにしましょう。
これは各ご家庭の方針などがありますので、しっかりと確認したうえでトラブルの起きないようにしていくよう心がけてくださいね。