
母の日は母親へ日頃の苦労を労い、常日頃感じている母への感謝を言葉や形にして伝える日ですね。
日本では5月の第二日曜日がその母の日です。
日本ではと言ったのは、母の日というのは日本だけの行事ではなく世界中である母親への感謝を示す日だからです。
もちろん日付や習慣は違いますので、世界共通というわけではありませんが。
この母の日にはプレゼントにカーネーションを贈るのが日本では定番となっていますよね。
しかし何故母の日のプレゼントにはカーネーションを贈るという風になっているのでしょうか?
またこの定番となっているカーネーションですが、何色のカーネーションが人気なのか?カーネーションを贈る本数には何か決まりなどがあるのか?
今回はこの母の日のカーネーションについてを書いていきたいと思います。
目次
母の日にカーネーションを贈る意味は?
母の日の起源とされているのはアメリカのウエストバージニア州に住むアンナ・ジャービスという女性の行動が始まりだと言われています。
アンナ・ジャービスの母であるアン・ジャービスは南北戦争時に敵味方問わず負傷兵の衛生状態の改善やケアを行った女性です。
1905年に亡くなったアンを偲び追悼しようと娘のアンナは1907年にフィラデルフィアの教会で、母親が好きだった白いカーネーションを配った事が母の日の起源となったとされています。
この母親を思うアンナの行動に感動した人々は、母親を思う事の大切さを感じ1908年に上記の同教会で世界で最初の母の日が祝われました。
ここでもアンナはこの最初の母の日を祝う為に集まった参加者全員に白いカーネーションを贈った事により、カーネーションは母の日のシンボルとなる事になりました。
これが後に日本へ伝わり日本でも母の日というものが定着していくことになったのです。
上記のように最初はアンナの母であるアン・ジャービスが好きだった白いカーネーションが母の日のシンボルとされていたのですが、アンナの母は亡くなっています。
その為白いカーネーションは亡くなった母親へ贈るものだという風潮が出来ました。
ですので存命の母へ贈る花は『赤いカーネーション』で亡くなった母へ贈る花は『白いカーネーション』というのが一般的となりました。
しかし最近では色々な色彩のカーネーションがあり、プレゼントに選ばれるカーネーションの色も人それぞれ自由に選ぶ事も増えてくるようになりました。
カーネーションの花言葉は色によって違う?
カーネーションの花言葉を知っていますか?
カーネーションの花言葉は『無垢で深い愛・純粋な愛・』というそうです。
しかしこれはどの色のカーネーションでも共通の花言葉です。
そして色ごとにそれぞれ違った花言葉もあり、中には母の日には相応しくない意味を持つカーネーションの色もあります。
母の日に贈るプレゼントにネガティブな意味の花言葉をもつ色を選ぶのは避けたいですよね。
ですので以下で紹介するものをしっかり確認したうえでプレゼントを選んでください。
赤いカーネーション
母の日の定番である赤いカーネーションのもつ花言葉はこちらです。
【愛を信じる】
【熱烈な愛】
【信頼】
このように赤いカーネーションは母の日の定番というだけあり、母親にぴったりの花言葉をもつ素敵な花です。
花や色にこだわりが無いのであれば、赤いカーネーションを贈るのが一番間違いがない選択となるでしょう。
しかし自分や母親が好きな色があるのであればそちらを選ぶのも良いと思います。
白いカーネーション
白いカーネーションは母の日のシンボルだった花です。
その花のもつ花言葉はこちらになります。
【尊敬】
【私の愛情は生きている】
【亡き母を偲ぶ】
このように白いカーネーションのもつ花言葉は素敵なものですが、一般的にこの色のカーネーションを贈るのは母の日に相応しくないとされています。
それは前項でも書いたように、白いカーネーションは亡き母へ贈るものだという風潮があるためです。
贈る側にそのような思いがなくとも、受け取る側にとっては素直に喜ぶことが出来ないかもしれません。
ですのでよっぽど思い入れのある、母親がとっても気に入っているなどの特別な理由がない限りは存命の母へ贈るのは避けましょう。
ピンクのカーネーション
ピンクのカーネーションは色も女の子らしく可愛らしい花ですね。
このピンクのカーネーションがもつ花言葉はこちらです。
【上品】
【あたたかい心】
このように母の日に、母親への感謝を示す贈り物としてはとても相応しい花言葉を持っています。
さらに見た目も可愛らしい為、赤いカーネーションに次いで人気のある色となっています。
いつもは赤いカーネーションを贈っているという方は、たまには雰囲気を変えてこのカーネーションを贈るのも良いのではないでしょうか。
黄色のカーネーション
黄色のカーネーションは暖かい色をしていて、太陽のように包み込んでくれる母親のようなイメージを持つこともできます。
この黄色いカーネーションのもつ花言葉はこちらです。
【嫉妬】
【愛情のゆらぎ】
【友情】
このように、暖かいイメージをもつ暖色のカーネーションですが意外にもネガティブな意味合いの花言葉となっています。
しかしこの色合いから、元気の良い・朗らかな母親へのプレゼントとしては人気のある色合いでもあります。
花言葉だけで贈り物の価値が決まるわけでは無いので、子供が母親に相応しいと思って選んだものなら気にしすぎる必要はないでしょうが、一言感謝の言葉やネガティブな意味合いは無いという事を伝えて贈る事によって受け取る側も安心して喜ぶ事が出来るでしょう。
オレンジのカーネーション
オレンジのカーネーションも黄色と同じく、暖かいイメージを持つことが出来る色ですよね。
このオレンジのカーネーションのもつ花言葉はこちらです。
【清らかな慕情】
【あなたを熱愛します】
このような花言葉になっています。
母親へ贈るには少し照れ臭い意味合いですね。
ポジティブな意味合いでとても良いのですが、母親へのプレゼントには少し違うかな?とも思える花言葉です。
しかし上記でも書きましたが、花言葉だけがすべてではありませんので自分が母親に相応しい・よく似合うと思えばプレゼントするのも良いでしょう。
紫のカーネーション
紫のカーネーションは上品な色味で大人っぽさがある色合いですね。
この紫のカーネーションのもつ花言葉はこちらです。
【誇り】
このような花言葉となっています。
強くてカッコいいお母さんに贈ってあげたい意味合いですね。
紫のカーネーションは珍しい色でもありますので、人気もあります。たまには普段とは違った大人っぽいクールな印象を与えるこの色を選ぶのも良いのではないでしょうか。
青のカーネーション
青いカーネーションは別名ムーンダストとも呼ばれるそうです。
青いバラと同じように遺伝子組み換えで作られたものです。
このムーンダストがもつ花言葉はこちらです。
この青いカーネーションが持つ花言葉は子供が親に願う一番の望みを代弁していますね。
幸せになってほしいという願いは親が子供に望むだけのものではありません。子供も親の幸せを願っています。
その気持ちを母の日という特別な日に伝えるプレゼントとして、贈ってあげてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
カーネーションを母の日に定番のものとして贈るようになったのには、きちんと理由がありました。
母親の事を思う娘の気持ちにたくさんの人々が賛同した結果生まれたのが母の日なんですね。
この日に贈るものはカーネーションである必要はありませんが、カーネーションにも色によってさまざまな花言葉がありそれぞれの意味合いがあります。
これらの意味を理解したうえで母親にふさわしいものを選ぶというのも良いのではないかと思います。
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