
3月は引っ越しシーズンですね。
進学のために県外へ引っ越す学生さんや、入社・転勤で引越しをすることになる社会人の方が増える時期です。
そして引越し先で新しい生活を始めるとなるとお隣さんやご近所の方への挨拶はしておいた方が良いですよね。
これからの生活では何かと顔を合わせる機会もあるでしょうし、そこでのルールやマナーなど気を付けるべき事があるかもしれません。
ゴミの出し方や時間なども管理会社や大家さんから説明があるかもしれませんが、住居人同士の会話で気づける事もあると思います。
また、自分の仕事や生活スタイルによってはご近所の方に迷惑がかかっている可能性もあり、トラブルへ発展する可能性もあります。
そんな時に引越し時の挨拶を行っている事によって【どんな人間なのか・家族構成はどうか・どのような時間に動くことが多いのか】などの事が伝わったりするので、相手もある程度寛容になってくれたりもします。
反対に隣人の生活時間という情報も伝わる事によって自分も騒音等に悩む事が減るでしょう。
最近では引越しでの挨拶をしないという方も増えているそうですが、【ご挨拶】をするかしないかでどれだけのメリットがあるかという事を考えると挨拶はしておいた方が無難といえるでしょう。
しかし引越しのご挨拶といっても、入居してから何か月も経って伺うのはおかしいですよね?
ではいつまでにご挨拶に伺うべきなのでしょうか?
また伺う時間帯はいつがいい?ご挨拶の際に気を付けたいマナーは?
このような疑問について今回は書いていきたいと思います。
引越しのご挨拶に関するマナーや伺う範囲は?粗品はどうすればいい?【まとめ】
引越しのご挨拶はいつまでに行くのが良い?
最近では引越しのご挨拶をしないという若い方も多くなってきたそうですね。
特に女性の一人暮らしでは防犯上、近所への挨拶はしない方が良いとさえ言われている事もあります。
しかし自分が生活するからには、どれだけ気を付けていようと少なからず迷惑をかける事にはなるのです。
お互い様といえばそうなのですが、それでも挨拶をしっかりするような常識を持っている方かどうかという事が分かれば多少なりとも寛容になってもらえたりとトラブルを回避することにも繋がりますし、何かの時には助けになってくれるかもしれません。
引越しの挨拶をされて嫌な気分になる方は滅多にいませんので、ご挨拶には伺うのが良いでしょう。
では引越しのご挨拶はいつまでに伺えば良いのでしょうか?
自身の仕事の都合や、荷ほどきなどでバタバタしてしまいすぐにはご挨拶に伺う事が出来ないという場合もあるでしょう。
それでもあまり遅くなってしまうと相手の方からすれば『結構前に引っ越してきたのに今更??』と感じてしまいます。
その為引越しのご挨拶は可能であれば引越し前に済ませておく事が好ましいとされています。
『〇〇日に引越ししてくる事になります、〇〇(名前)です。当日は引越し作業でご迷惑をおかけすることになると思いますが申し訳ありません。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。』
とこのように『いつ引っ越すか』『どんな人(顔と名前)なのか?』『当日はうるさくなる』という事をお伝えしておくことで相手も『その日は少し騒がしくなるんだなぁ~』という事が分かりますし、不都合であれば家を空けたりということも出来るようになります。
遠方に住んでいるなど引越し前にご挨拶に伺うことが難しい場合には当日~1週間以内にはご挨拶を済ませるようにしましょう。
その際には『〇〇から引越してきました〇〇(名前)です。前もってご挨拶に伺えれば良かったのですが遅くなり申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします。』
と一言前もってご挨拶に伺えなかった事をお詫びしましょう。
一言添えるか添えないかで相手への印象もだいぶ変わってきますので、今後のお付き合いのためにもしっかりとした挨拶を心掛けるようにしましょう。
引越しのご挨拶に伺う時間帯はいつが良い?
引越しの際にはご近所となる方へのご挨拶がある方が好ましく出来れば前もって、難しければ当日~一週間以内にはご挨拶に伺うと良いと前項でお伝えさせてもらいました。
ここではご挨拶に伺う時間帯についてを書いていきたいと思います。
ご挨拶に伺う時間帯によっては家事に忙しい時間であったり、ゆっくり過ごしたい時間であったりとタイミングを間違えると迷惑をかけるだけでなく『常識のない人だ!』という印象を持たれてしまいます。
引越しのご挨拶というのは、相手の方との初めての対面です。
第一印象で相手がもつイメージは大半が決まってしまいますし、頻繁に深く関わる事もありませんのでそのイメージを払しょくする機会というのもほとんど訪れません。
悪い印象をもたれてしまいますと、一生ではなくともある程度長い間を過ごすその場所での生活がしづらくなる事もあります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、ひどい場合はご近所トラブルに発展する可能性もありますのでただ単に【ご挨拶】といっても気を付けるところは気を付けるようにしたいですね。
一般的にご挨拶に伺うのに良いとされている時間帯は午前10時~夕方18時頃と言われています。
これは当然ですがあまりにも早い時間帯ですと、朝食の準備や家事をしている為一般的に忙しい時間帯と言われているからです。
反対に遅い時間ですと、夕飯の時間だったりお風呂の時間・一日の最後をゆっくり過ごしている時間であったりとで訪問者を快く思わない時間帯でもあるからです。
さらにお昼ですと周辺に人の目も多く、明るい為自分の顔もハッキリと見えますので相手に安心感を与えることも出来ますのでご挨拶に伺う時間帯は上記のように言われています。
しかしその時間でも12時~13時は昼食の時間とされているので出来る限り避けるようにしたいですね。
人それぞれ生活スタイルは違いますし、迷惑となる時間というのは違います。
ですので相手の迷惑にならない時間というのを正確に把握して伺う事は不可能なのですが、一般的に避けるべきとされている時間帯を避ければ問題はありません。
一般的といわれている時間以外が忙しいという方は、自分が一般的なスタイルとズレていると承知しているのでそれでマイナスな印象になることはまず無いでしょう。
引越しのご挨拶で気を付けたいマナー
前項でお伝えした【引越しの挨拶の時期・時間帯】を気を付けるのもマナーですが、それ以外にも気を付けるべきマナーを書いていきたいと思います。
- 遅くなりすぎないのであれば休日・祝日に伺う
これはご夫婦で入居されているご家庭であれば、旦那さんが在宅の時に伺う方が奥様も安心することが出来るという理由からです。 - お隣だけでなく、引越しの搬入でご迷惑が掛かったご家庭へもご挨拶に伺う
今後関わる事が少なかったとしても、引越し当日に不便をかける事になったのでご挨拶をするのが好ましい。 - 子供がいるのであればその旨を伝える
子供がいると分かっていれば賑やかになるという事に覚悟が出来る、何も伝えられていないのに煩いとなるとやはり不満に繋がる - 子供がいるのであれば下階・上階にもご挨拶に伺う
子供は家の中といえど大なり小なり暴れます。ですので両隣だけでなく上下階にもご迷惑がかかるのでご挨拶しておく方が好ましいでしょう。
これらの事は最低限は気を付けていたいマナーとなりますので、当てはまる・対応できそうであれば是非気を付けておきましょう。
このような対応をしているかしていないかで今後の生活のしやすさが変わってくる可能性もあるので面倒と思わずに頑張りましょう。
さいごに
引越しというのは荷物の搬入だけでなく、物件を探すところからが引越しの始まりです。
引越し作業が落ち着くまでは少ない時間を使って準備したり行動したりで、疲れも溜まります。
その中で引越しのご挨拶までするとなるととても大変だとは思いますが、これも引越し作業の1つと割り切って今後の生活のためにも頑張っておきましょう!
引越しのご挨拶に関するマナーや伺う範囲は?粗品はどうすればいい?【まとめ】