
一人暮らし経験者の方も引越しをして初めての一人暮らしを経験する予定の方、どちらの方も女性の方であれば防犯面はとても不安ですよね。
皆さんはどのような対策をしていますか?またどのような対策をしようと考えていますか?
ニュースでも一人暮らしの女性を狙った犯罪というのはよく取り上げられますが、それでも取り上げられるのはほんの一部の事でしょう。
残念な事ですが、実際にはもっと多くの被害者がいるはずです。
女性であるがゆえに狙われる犯罪や、物取り・空き巣・強盗なども男性の家へ侵入するよりも女性をターゲットにした方が楽と考える卑怯な輩は存在します。
このような犯罪から身を守るためには、貴女の防犯意識が重要となってきます。
ですので今回は女性が一人暮らしをするうえで気を付けたい防犯面について書いていきたいと思います。
目次
女性の一人暮らしが防犯設備で選びたい物件
一人暮らしをする女性の物件探しは防犯の観点からいってもとても重要です。
男性の一人暮らしでは、家賃が安く生活スペースがある程度確保出来ていればあとは、駅から近い・学校から近い・会社から近いなどの条件で選んでしまえば良いので簡単です。
しかし女性の場合はそれだけで選んでしまうと、犯罪者のターゲットにされた場合は格好の獲物となってしまうかもしれません。
『空き巣』などの侵入窃盗と呼ばれる犯罪は1年で39,249件発生しており、侵入強盗と呼ばれる犯罪は1年で192件発生しています。
これらを合わせると、1日当たり約108件の被害がでているという事になります。
さらにこれらの被害件数は警察が認知していて、住宅を対象にしたものの件数です。
という事は実際には認知できていないものも合わすと上記の件数よりも多いと考える事が出来ます。
ですので物件探しの段階から防犯対策はスタートしていると考え、しっかりと吟味して選びましょう。
物件の防犯設備
防犯を意識して物件を探そうと思った時、まず考えるのが防犯設備がついているかどうかという事ではないでしょうか。
ですのでどのような設備がどの程度有効なのかについて書いていきたいと思います。
オートロック
防犯設備と言えばコレというぐらい基本で有名な防犯対策ですね。
建物自体に許可が無ければ入る事が出来ないように施錠される機能です。
新聞や宗教の勧誘など、好ましくない人物の訪問でも簡単にあしらう事が出来るので便利な設備です。
しかし、侵入犯罪の対策としては少々心もとないものとなります。
住人が建物内に帰宅する時に一緒に入り込む事でオートロックを抜ける事は容易です。
さらに、自分あての郵便や宅配を装って訪問されるとオートロックを解除してしまいがちになりますね。
このようにオートロックを抜ける方法はありますので、この設備があるからと安心はできませんね。
防犯カメラ
これも防犯設備の中では基本中の基本です。
以前までなら自転車置き場や駐車場・エントランスなどの人の出入りが多い主要な場所にしか設置されておらず、台数も少ないという物件も多くありました。
このような状態では数台のカメラを潜り抜けるだけで簡単に姿を撮られずに侵入が出来てしまいます。
しかし最近ではエレベーターの中や各フロア・建物の外やその他の要所に設置されている物件もあります。
監視カメラが多くある事によって、侵入者は何重ものチェックを受けるのと同じになります。
その為その物件自体を狙うという侵入者が少なくなりますので、効果的な防犯対策となります。
玄関の錠前
錠前の隙間に針金や特殊な金具を差し込み、解錠して侵入する『ピッキング』と呼ばれる手口での侵入を聞いたことくらいはあると思います。
このような犯罪に狙われない為には、リモコンキーやカードで解錠・施錠する『電子錠』や錠前が2つ付いているような物件を選ぶと良いでしょう。
これだけでは万全の対策とは言えませんが、侵入者は侵入に時間をかけるのを嫌います。
ですので、面倒だと思えるような錠前になっているとそれだけ防犯としても有効といえます。
宅配BOX
宅配BOXは不在時でも荷物を受け取る事が可能な、最近の集合住宅等では導入されている設備です。
生ものや冷凍品・現金書留など宅配BOXで受け取れない商品もありますが、不在時でも受け取る事が可能という便利な設備ですよね。
しかし便利な設備ではありますが、防犯とは何の関係も無いように思えるこの宅配BOX。
実は防犯の観点からみても一定の効果があります。
防犯の上で気を付けたい事の一つとして突然の訪問には出ないというものがあります。
この突然の訪問には宅配や郵便も含まれます。
理由はこれらの業者を装って侵入しようとする犯罪者もいる為です。
これを防ぐ為にも宅配BOXは防犯の観点からみても良い設備であると言えます。
オートロックのある物件でも宅配BOXが無ければ解錠して受け取る必要があるので、危険となります。
宅配BOXがあるだけでそのような≪なりすまし≫を侵入させる危険を減らす事が出来ます。
TVモニター付きインターホン
TVモニターのないインターホンですと、訪問者が誰かというのが分からないですよね。
知り合いの訪問なのか知らない人の訪問なのか一度受けてから確認しないといけなくなります。
また、玄関ドアの覗き穴から確認するにしても物音がすれば居留守だとバレてしまいます。
このような事を防止するためにもTVモニター付きインターホンは重要だと言えます。
さらに最近のTVモニター付きインターホンは、インターホンを鳴らした時点で訪問者を録画・撮影するものもありますので不在時でも怪しい人物が訪問してきているのかを確認する事が出来て、安心できますね。
シャッター付きの窓
部屋への侵入は玄関ドアからだけというわけではありません。
ベランダや窓からの侵入被害もとても多くあります。
ですのでベランダやバルコニーに面した窓や、その他の窓にシャッターが取り付けてある物件を選ぶのは防犯対策として大事な事といえます。
女性の一人暮らしは何階が良い?
侵入犯罪をするような犯罪者は、お行儀よく建物のエントランスから入ってくる人ばかりではありません。
建物の入り口ではなくベランダなどの窓からの侵入というのもよくある侵入方法です。
ですのでそのような侵入者から身を守るためには、住む部屋が何階なのかというのも重要になってきます。
1F
まずは出来る限り避けたいのが1階の物件です。
1階というのはベランダへの侵入が容易なうえ、カーテンの隙間などから中の様子が簡単に分かってしまいます。
犯罪者が一番侵入しやすいのは1階の部屋と言えるでしょう。
ですので出来る限り、一人暮らしの女性は避ける方が無難といえます。
2F
では2階なら良いか?ですが、もちろん1階に比べると侵入はし難くなります。
ですが、自転車置き場の雨よけ用の屋根を伝ったりなどで2階への侵入は意外と簡単だったりもします。
2階に住むのであれば侵入できるような足場が近くに無いかをしっかり確認してから部屋選びをしましょう。
思いもよらない方法で侵入する犯罪者もいるので油断は禁物ですが、それらを確認したうえで部屋を探すだけで侵入される確率を減らす事が出来ます。
3F以上
これらの事から女性の一人暮らしで選びたい物件の階層は3階以上の部屋という事になります。
3階であれば足場があろうが侵入は容易ではなくなりますし、そもそもしっかりした足場が存在する事が少なくなります。
さらに3階といえば地上9~10mほどの高さがあるため、簡単には外から中の様子を覗くことは出来ない高さとなります。
その為女性が一人で暮らすのであれば3階以上の部屋に住むのが良いと言えるでしょう。
しかし3階以上に住んでいるからといって油断していると、侵入者からすると格好の獲物となってしまう恐れもあります。
ですので、物件選びの条件という事で考えその他の防犯対策もしっかり行う事が重要と言えます。
このように何階の部屋に住むかというは大事な事なのですが、空き巣被害が多いのは意外と2・3Fの部屋だという統計も出ています。
ですので油断するのは厳禁です。
1Fでないからと油断する事によって侵入者からは1F以上に侵入しやすい部屋となっている場合もあるという事を忘れないようにしましょう。
さいごに
一人暮らしの女性の物件選びは防犯面を考えると、資金面でとても高額な家賃の物件しか残らないようになりますね。
希望としては全てを満たすような設備の場所を選びたいというのが本音となりますが、難しいでしょう。
ですので、周囲の環境など色々な要素を考えつつどの設備が自分の中で優先かを考えながら取捨選択をして選んでいきましょう。
しかし、資金が苦しいからとあまりにも防犯設備のない建物に住むと恐ろしい被害に遭う可能性もありますので多少高額でも良い物件に住むようにした方が良いですね。
良い物件というのはそれだけ設備も充実しています、しかしそれだけではなくその物件に住む住人の質というのも良い物件ほど良くなっていきます。
設備だけでなく、近隣の方の質を買うと考えて手の出る範囲の中で良い物件を選ぶようにしましょう。
女性が一人暮らしをするなら防犯対策は必須!狙われやすいマンションと防犯設備で選びたい物件も紹介!【まとめ】