
女性が一人暮らしをするうえで心配なのはやはり犯罪に巻き込まれることではないでしょうか。
それでも一人暮らしをするとなると、あまり懐に余裕もないので家賃が安い物件は嬉しいですよね。
マンションなどの一階は二階や三階の部屋に比べると家賃は安い傾向があります。
毎月支払うものですので数千円でも変わると大きいですよね。
ですが一階は二階以上の部屋に比べてやはり危険が多いものです。
予算の関係やその他の理由で一階に住むというのでしたら、その分しっかりと防犯を意識して安心できる生活を確保しましょう。
今回は一階に住む場合に想定しておきたい危険と防犯対策。
さらに一階でも角部屋に潜む危険の紹介。
これらの危険を理解したうえで選んでも良いと思える一階のメリットについてを書いていきたいと思います。
【まとめ】女性が一人暮らしをするなら防犯対策は必須!狙われやすいマンションと防犯設備で選びたい物件も紹介!
目次
女性の一人暮らしで一階に住むなら防犯をしっかりしよう!
一人暮らしの部屋は他の部屋よりも空き巣などの侵入被害に遭いやすいと言われています。
一人暮らしはお金が無いことが多いから狙われにくいと思っているかもしれませんが、足がつかずに売れるものなどもある為一人暮らしは狙われやすいです。
さらに女性の一人暮らしは物盗り目的ではなく、住人自体が目的という輩から被害に遭う可能性もあります。
実際に一人暮らしの女性を狙って部屋に押し入るという事件もあります。
ですので女性の一人暮らしというのはそれだけで危険が多く気をつけないといけないこともたくさんあります。
もし貴女が一階の部屋に住んでいるにも関わらず何も対策していないというのであれば犯罪者からするとカモがネギを背負っているようなものですね。
もし部屋を探していて一階の部屋が候補に挙がっているのであれば、次に紹介する危険を理解したうえで決めるようにしましょう。
一階の部屋に潜む危険
マンションやアパートなどの一階の部屋は二階以上の部屋に比べて犯罪の被害に遭う確率が比較的高いです。
二階以上の部屋なら犯罪に遭うことは無いのかと言うとそういうわけでもありませんが、何も対策していないのでしたら二階よりも一階をターゲットに選ぶ犯罪者の方が多いでしょう。
なぜ一階の方が狙われやすいのか?一階の方が危険と言われる理由を紹介していきたいと思います。
中の様子を伺いやすい
一階の部屋は外を歩いているだけでも見える位置に窓があります。
カーテンの隙間などから簡単に部屋の中の様子を伺うことが出来ます。
自分の私生活が気づかないうちに覗かれていると思うと怖いですよね。
さらに空き巣などは行き当たりばったりで犯行に及ぶわけではなく、しっかりと下調べをしてから行います。
ですので、部屋の中を覗かれるというのは簡単に犯行に移ることが出来るということでもあります。
住人の性別や構成を知られやすい
上記の覗かれやすいというものと近いですが、ベランダの洗濯物やカーテンなどを簡単にハッキリと見ることが出来ます。
それらの情報から住人が男性なのか女性なのか?
住人は一人暮らしなのか誰かと住んでいるのか?
住人のいない時間はいつなのか?
このような情報を簡単に知られてしまいます。
このような事を知られてしまうと、すぐにターゲットになってしまいます。
簡単に侵入できる
二階以上の部屋に侵入しようと思うと必ず何処かに登らないといけません。
何処かの屋根を伝ったり、壁などを登ったりと少なからず手間がかかります。
その点一階の部屋でしたら、手摺などを飛び越えるだけで簡単にベランダに侵入することが出来ます。
しかも時間もかかりませんので人目につくことも少ないでしょう。
このように侵入する際の手軽さも一階が危険と言われる理由の一つとなります。
逃走する時も簡単
侵入が楽ということは、逃走もするのも簡単ということです。
上の階だと違う部屋のベランダを伝ったり、樋を降りたりと人目につく可能性が大きくなります。
ですが一階ですと侵入した時と同じように、手摺を飛び越えるだけですぐに逃走することが可能です。
この逃走する際の手軽さも一階を狙う理由の一つです。
一階で気をつける防犯対策
上記で一階が危険だと言われる理由を紹介しましたが、住人の情報を簡単に知ることができ犯行に及ぶのも容易と犯罪者にとって都合の良い条件が揃っているのです。
ですので一階に住むのでしたら、その都合の良い条件を満たさないように対策すると狙われにくくなると言えます。
その方法を以下に紹介したいと思います。
カーテンに気をつける
カーテンを閉めているつもりでも、少しでも隙間があればそこから簡単に覗かれます。
ですのでカーテンは隙間が無いようにしっかりと閉めるように気をつけましょう。
そして通常のカーテンですと透けて中の様子が見えてしまう恐れもありますので、遮光カーテンとミラーレスカーテンを設置するのをオススメします。
さらに注意として、昼間でもカーテンをあまり開けないように気をつけましょう。
覗かれるのは夜だけではありません。
洗濯物は室内干し
女性ものの洗濯物をベランダに干していると、そこには女性が住んでいると言っているようなものです。
さらに洗濯物の量や男物の有無で一人暮らしなのかどうかというのは簡単に知られてしまいます。
ですので、洗濯物は必ず室内干しするようにしましょう。
どうしても外干しするのであれば男物の服や下着を一緒に干すなどの工夫が必要です。
しかし外干しをすると下着泥棒などの被害に遭う可能性もありますので、下着は室内に干す方が無難です。
窓に侵入対策をする
侵入被害の大半は窓からです。
ですので窓にはしっかりと防犯対策をしておくのが良いでしょう。
一番はしっかりと施錠をすることです。
そして窓を開けないのも大事です。
空気の入れ替えの為に窓を開けることもあるかと思いますが、一階の部屋では極力避けましょう。
どうしても開ける場合は人が入ることが出来ないくらいの隙間だけ開けるようにしてください。
これには補助錠が有効です。
さらに窓ガラスには防犯フィルムを貼り、窓ガラスを割って鍵を開ける手口への対策もしておきましょう。
そして窓ガラスが割られた時には、振動で音が鳴るブザーも設置しておくとなお良いでしょう。
防犯の基本は【音と光】です。
ベランダにはセンサーライトを
ベランダに動きを感知して照らすセンサーライトを設置しておくと良いでしょう。
ベランダに設置しておくと、普段は点くはずがないのに灯るとすぐに何かあると分かります。
さらに上記でも書いた通り防犯の基本は【音と光】ですので、犯行を諦めさせるのにも有効と言えます。
その他の対策
一階なら絶対に気をつけなければならない対策を紹介してきましたが、その他にも気をつけたいことはあります。
その他の対策や有効な防犯グッズはこちらの記事でお願いします。
賃貸物件での防犯対策は女性には必須?!今日から実践して安心を手に入れよう!
賃貸でも使える防犯グッズのおすすめをご紹介!大切なポイントはコレ!
一階の角部屋は空き巣にとって好条件!?
一階は危険だと前項でお伝えしてきました。
その中でも特に危険なのが角部屋です。
角部屋は他の部屋と違い部屋と部屋に挟まれていないので、騒音などが少なく人気の部屋です。
しかし空き巣などからすると角部屋は好条件な狙い目の部屋となります。
その理由は3つあります。
まず1つ目は他の部屋よりも窓が多いからです。
空き巣などの侵入経路は大半が窓からとなっています。
空き巣の侵入経路や手口についてはこちらの記事をご覧ください。
空き巣に狙われやすいマンションの特徴と時間帯は?侵入経路と侵入手口も知っておこう!
2つ目は逃走経路が確保されているからです。
角部屋ということはすぐ横は敷地外または物件の共用道路となっているはずです。
その為犯行を行なった後すぐに逃げる事が出来るということになります。
その為空き巣からするとお手軽なターゲットということになります。
そして3つ目は他の部屋の前を通る必要がないからです。
窓から侵入して玄関から何食わぬ顔顔で出て行くという事もあります。
その際他の部屋の前を通らないといけない場合は、少なからず人目につくリスクがあります。
そのリスクが角部屋は多少なりとも低くなります。
リスクが少ないターゲットを狙うのは当たり前のことですね。
このように同じ一階であっても角部屋というだけで危険度は大きくなります。
この事を理解して角部屋に住む方はしっかりと防犯を意識するようにしましょう。
女性の一人暮らしが一階を選ぶメリットは?
ここまでに一階の部屋に潜む危険性を紹介してきましたが、それでも尚一階に住むことによるメリットというものもあります。
一階だから必ず被害に遭うのかといえばそういうわけでもありません。
防犯対策をしっかりした一階の部屋と、無防備な二階以上の部屋であれば二階以上の部屋の方が間違いなく狙われることになるでしょう。
防犯対策をしっかりとしており、尚且つ防犯を意識しているという事をしっかりとアピール出来ていれば一階でも被害に遭う可能性はかなり低くなります。
しかしそれでも一階は被害に遭いやすい立地であるという事を理解しておいてください。
その上で一階に住むメリットはどこにあるかというのを以下でご紹介していきたいと思います。
- 家賃が安い
二階以上の物件に比べると総じて安い傾向にあります。
一階を選ぶメリットの多くはこれではないでしょうか。 - 夏場は上の階よりも涼しい
暑い空気は上へ、冷たい空気は下へといきます。
そして上の階があることによって太陽に部屋が直接照らされにくくなり熱がこもりにくくなります。
その為上の階に比べて涼しい物件が多いです。 - 下の階へ気を遣わなくてすむ
上の階に住むとどうしても下の階の住人へ気を遣わなければなりません。
歩く音や家具を動かす音、場合によっては洗濯機の音やトイレの音まで気を遣わないといけない場合もあります。
また友人たちと騒ぐのも気を遣いますので、上の階は良いことばかりではありません。 - 荷物の搬入が楽
重い荷物を家の中へ搬入する際に階段やエレベーターを使う必要がない為楽になります。
また配送でも窓から搬入する場合は追加料金がかかる事もあります。
一階ですとその心配が無いのでメリットといえますね。 - 庭付き物件が選べる
物件によっては一階は庭が付いているものもあります。
ガーデニングが出来たり少し開放的な雰囲気になったりしますので庭が欲しい人には嬉しいメリットです。 - 防犯意識が高まる
二階以上の部屋に住む場合に比べて防犯意識が高まる傾向にあります。
上の階に住んでいるとどうしても気が緩みがちになり、その為被害に遭うという事があります。
一階に住んでいるとしっかりと自己防衛しないとという意識が働き、結果安全に生活できているというのもよくある話です。 - エレベーターに乗らなくて良い
エレベーターも被害の多い場所です。
知らない人間と2人で乗らざるを得ない時もありますので、危険です。
そのエレベーターに乗らなくて済むのはメリットですね。 - 犯罪が発見されやすい
一階は覗かれやすいという事は、空き巣などの犯行中も誰かしらが発見する可能性があります。
その為、侵入されたが実際の被害はほとんど無い・犯人が捕まるということもあります。
このように人気のある二階以上の部屋には無いメリットが一階にもたくさんあります。
その為一階が絶対ダメというわけではありません。
しかし女性が一人暮らしをしようと思うのであれば、やはり一階の部屋はあまりオススメは出来ません。
しかし前項でお伝えした危険性を理解し、しっかりと対策を立てる事を前提とすると一階のメリットの為に選ぶというのも選択肢としては有るのではないかと思います。
まとめ
女性が一人暮らしをする際に一階を選ぶのは危険です。
一階の部屋は犯罪者にとって好都合な条件が揃っています。
しかしその都合の良い条件を満たさないように防犯対策をしっかりとするのであれば危険は少なくなります。
それでも女性の一人暮らしというだけで危険は高くなりますので、やはりオススメは出来ません。
もし一階に住むのであれば防犯対策はしっかりとするようにしましょう。
ホームセキュリティという選択肢もありますので、大家さんや管理人に相談し是非検討するようにしてみて下さい。
女性が一人暮らしをするなら防犯対策は必須!狙われやすいマンションと防犯設備で選びたい物件も紹介!【まとめ】