
初節句を迎えたお子さんをお持ちの方、おめでとうございます。
初節句を迎える時、両親や義両親・親戚の叔父さん叔母さんや兄弟友人、色々な方からお祝いを頂いた方も多いのではないでしょうか?
初節句をたくさんの人にお祝いしてもらえるのは親としてとても嬉しい事ではあるのですが、その反面気になるのはお返しですよね。
子供のお祝いに対するお返しは必要無いと言われる事が多いですが、初節句のお祝いに関しても同じなのでしょうか?
特に祖父母の方からは鎧兜やひな人形などの節句飾りを頂いたという方もいますよね。
節句飾りもピンキリとはいえ高価なものです。
これのお返しが必要となると、負担も大きく頭が痛い問題ですよね。
このように初節句のお祝いに対するお返しは必要なのか不要なのか?
もし必要だとすると、お返しはいつまでにすれば良いのか?その時期はいつ?
さらにお返しの相場の金額はどのくらいなのか?
今回はこれらの疑問について書いていきたいと思います。
初節句のお祝いの相場や渡す時期など初節句に関するまとめはこちら
目次
初節句へのお返しは必要か不要か?
初節句のお祝いに対するお返しですが、必要な場合と不要な場合があります。
これはお祝いを誰に頂いたのかによって必要か不要かが変わるからです。
両親から親戚から兄弟から友人からのように誰から貰ったかで、お返しをするべきなのかどうかが変わります。
ですのでお祝いを頂いた方ごとに必要か不要かを書いていきたいと思います。
まず最初は両親へのお返しは必要か不要かを書いていきます。
両親へのお返しは必要?
両親から頂いた初節句のお祝いに関しては基本的にお返しは必要ありません。
両親から節句人形などをお祝いで貰う事もあるかと思いますが、そのような高額な物に対してお返しが必要となると、それが頭痛のタネになってしまいかねませんね。
そもそも両親からの初節句のお祝いというのは『孫の健康と成長』を願って贈られるものです。
その為、両親もお返しを期待しているわけではありません。
このような場合にお返しをするのは『両親からの好意は不要だ』と言っていると捉えられ、怒られる事になるかもしれません・・・
ですが、お祝いをもらって何もしないというのは気が引けますよね?
金額の大小に関わらずお祝いを頂いたからにはお礼は必要となります。
そのお礼とお返しの代わりが初節句に食事会を開いて招待するというものです。
初節句にお祝いの席を設けて、そこに招待するというのがお返しの代わりになるという事ですね。
ここで初節句の孫と一緒の思い出を作る機会をお返しとして贈ればそれで十分です。
祖父母というものは何かと理由をつけて孫と会って可愛がりたいものです。
その機会が出来て、孫の為になるのなら喜んでお祝いをするという祖父母は少なくありません。
しかし、実家から遠く離れて暮らしているという方も少なくありません。
実家が遠方なのに食事会を開いて招待するというのも難しいと思います。
ですので、そのような場合には初節句の時の写真を贈ったり、手紙や電話で直接お礼を伝えるようにしましょう。
そして近いうちに帰省して、その際にいつもより少し高級な手土産を持参していけば十分なお返しとなります。
次は親戚の方へのお返しは必要か不要かについてです。
親戚へのお返しは必要?
親戚の方と一言で言っても、『近くに住んでいて親しい関係である人』だったり『遠方に住んでいて疎遠な人』だったりと色々ありますよね。
まずは親しい関係の親戚の方へのお返しは必要かですが、基本的には不要です。
これは上記に書いた両親の場合と同様です。
お礼とお返しの代わりに初節句の食事会へ招待すると良いでしょう。
しかし予定が合わなかったり離れたところに住んでいるなどで招待できない場合には、両親とは違いお返しをするようにしましょう。
いくら気心がしれていて、親しい間柄だったとしてもそれがマナーとなります。
そしてあまり深い関係でない親戚の方へはお返しをするようにしましょう。
これはあまりつきあいの無い親戚の方をお祝いの席へ招待したとしても、お互い気を遣う事になり疲れるだけという理由からです。
もちろん親戚の方もあなたのお子さんの事は可愛いでしょうが、だからといって食事会などへ赴いても気を遣う事になります。
それであれば、お返しをして初節句の写真を添えて贈る方が相手にとっても良い選択となるのではないでしょうか。
次は兄弟姉妹へのお返しは必要か不要かについてです。
兄弟姉妹へのお返しは必要?
兄弟や姉妹へのお返しはあなたの自由です。
そもそも初節句のお祝いを贈ったという事は、子供が産まれたお祝いも贈っているのだと思います。
そんなついこの間お祝いしたばっかりなのに、またお祝いをしてくれるような関係の兄弟でしたら食事会に招待するのも気にならないのではないでしょうか?
ですので、お返しの代わりに初節句のお祝いの席への招待をしても良いでしょう。
食事会へあまりたくさん人を呼んでも・・・と思うのであれば、普通にお返しをするのでも良いと思います。
この辺りはあなたのさじ加減で構いません。
ただしどちらにせよ、お礼だけはしっかりと伝えるように心がけてくださいね。
最後は友人からのお祝いにお返しは必要か不要かについてです。
友人へのお返しは必要?
友人へのお返しは絶対に必要です。
両親や兄弟・親戚の方は身内ですが、いくら親しかろうとも友人は他人です。
頂いたお祝いにはお返しをするのがマナーです。
身内が集まる食事会へ招待するというのもNGですので、マナー通りのお返しをするようにしましょう。
このように誰から頂いたお祝いなのかによって、お返しが必要なのか不要なのかは変わります。
しかし、お返しが不要でも食事会へ招待するなどの代わりは必要となります。
お返しとはカタチだけの事ではありません。
相手の方への感謝を示すものですので、どのようにすれば相手が喜ぶのかを考えるようにするのが大事です。
また両親へは基本的に必要ないのであって、地域やご家庭の習慣がある場合はそちらを優先するようにしてください。
初節句のお返しをする場合は時期はいつまで?
初節句のお返しをするのであれば、出来るだけ早くにお返しをするのがマナーです。
早くと言ってもどれくらいにお返しをすれば良いのかですが、具体的には初節句の日から1週間以内にお返しするのが基本です。
初節句のお祝いの席を設けているのであれば、招待した方からは当日にお祝いを頂く事が多いと思います。
しかし両親やその席へ参加出来ない方からは前以てお祝いを頂くという事もあるでしょう。
お返しは出来るだけ早くお返しをするのがマナーという事なら、頂いてすぐにお返しをする方が良いのでしょうか?
答えはお返しは初節句を迎えた後にするのが基本的な作法です。
ですのでお祝いを頂いたのが当日であろうが前以てであろうが、初節句を迎えた後1週間以内にお返しをするのが好ましい対応となります。
しかし事情により1週間以内にお返しを送る事が出来ないという場合は、遅くともその月の間にはお返しをするようにしましょう。
桃の節句であれば3月中、端午の節句であれば5月中にはお返しを済ませてください。
あまり遅くなりすぎると、相手の方も『お返しもしないなんて礼儀知らずな子なんだな』と感じるかもしれません。
また遅くにお返しが届いても『なんで今更あの時のお返しが来るの?』と感じる事になります。
ですので、お返しといってもただすれば良いというものではありません。
ちゃんと時期を守ってお返しをすることもマナーとなります。
さいごに
初節句へのお祝いに対するお返しは基本的に【お祝いの席への招待】となりますので、あまり気にする必要も無いのですがお返しが必要な場合もありそれはどのような場合なのかというのをちゃんと確認しておいてください。
そしてお返しをするのであれば、それなりのマナーがありますので相手の方へ失礼の無いようにしっかりと頭に入れておきましょう。
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