
親戚や子ども・友人が新居を建てたというおめでたい話があれば、素直におめでとうとお祝いの気持ちが湧いてきますよね。
このような時は新築祝いとして何かプレゼントを用意する方も多いのですが、新築祝いに相応しくないプレゼントがある事を知っていますか?
相応しいか相応しくないかは相手の受け取り方次第なところもあるのですが、一般的に送るのは出来る限り避けた方が良いとされるものはあります。
もし知らずにこのような物を贈ってしまうと、相手の方が気にされる方なら心から喜ぶ事が出来なくなってしまいます。
せっかく悩んで選んだものでも、相手の方が少しでも顔を曇らせてしまうのでは贈る側としても残念ですよね。
そのような事にならないためにも、新築祝いにはどのよなプレゼントがNGとされているのか?をしっかりとココで確認していってください。
目次
新築祝いのプレゼントのタブーはどんなもの?
新築祝いに贈るのは控えるのが良いとされるプレゼントはどんなものなのか。
お祝いとは相手にとってとても嬉しい・幸せと感じる事が出来るイベントがあった時にするものですよね。
ですので、その気分を悪くしてしまいかねないものはタブーとなるのです。
詳しい項目を以下に紹介していきたいと思います。
タブーその1 火を連想させるもの
火を連想させるものは、新築祝いには相応しくありません。
火は火事に繋がりますので、せっかく建てた新築が燃えて無くなる事をイメージさせるものを贈るのは避けるようにしましょう。
家を購入するというのは、一生に一度と言われる高額な買い物です。
購入を決めるには様々な葛藤も有った事と思われます。
幸せな生活の事から今後の支払いの事など色々な事を考えて悩み、決意して手に入れたマイホームが完成した所で、火事をイメージするような物を贈られても素直に喜ぶ事は出来ないでしょう。
このような理由から新築祝いに火を連想させる物はタブーとされています。
また赤い物も同様の理由でタブーとされていますので、注意するようにしてください。
具体的にどのような品を避けるべきかの例を書いていきます。
- 灰皿
※タバコの火に関連する為 - ライター
※火が出る物の為 - ストーブ
※火を起こして熱する物の為 - ヒーター
※火を起こして熱する物の為 - キャンドル
※火を灯して明かりをとる物の為 - 赤い花
※赤い色が火を連想させる為
上記のものはほんの一例です。
これらの他にも火を連想させる物と赤い物はたくさんありますので、お祝いの品を選ぶ際に一度大丈夫だろうかと考えてみてください。
タブーその2 壁に掛ける物
壁に掛ける物を新築祝いに贈るのは、出来る限り控えるようにしましょう。
新築祝いとしてプレゼントされると、贈り主が新築にお邪魔する際には飾っていないと申し訳ないと相手は感じるでしょう。
しかしせっかく手に入れた家の壁に穴を開けないといけないというのは、人によってはとても抵抗のある事です。
新築祝いでそのようなものを贈るという事は、壁に穴を開けることを強要しているようなものです。
ですので、そのようなプレゼントは出来る限り控える方が無難と言えます。
しかしタブーというよりは控える方が良いというニュアンスですので、相手の方があまり気にしないのであれば問題無いでしょう。
壁に掛ける物の一例として【壁掛け時計】【絵画】などがあります。
この他にも【ウォールシェルフ】などもオシャレですが、壁に直接取り付ける必要があるものなので気を付けてください。
タブーその3 広いスペースの必要なもの
広いスペースが必要なもの、サイズの大きなものは新築祝いには不向きです。
せっかく建てたばかりの新居なのに、サイズの大きなものがあると狭く見え窮屈に感じてしまいます。
マイホームを手に入れたとなると、自分の好みのインテリアや理想の配置も有る事でしょう。
広いスペースが必要であったりサイズが大きいものを頂くと、自分の好きな家具配置やインテリアにする事が出来ない可能性もあります。
さらにコレらのものは嫌でも視界に入るものになります。
仕舞っておいたとしても、そのスペースを収納に使う事が出来なくなりますので、飾っても仕舞ってもどちらでも大変なものとなります。
ですのであまり場所を取るような物を新築祝いに贈るのは避けるようにしましょう。
新築祝いの品として贈られる事も少なくないのですが【観葉植物】などが、これに当てはまります。
観葉植物が好きな人でしたら良いのですが、植物の手入れなどが苦手な人からするとありがた迷惑なプレゼントとなります。
ですので、もしお祝いの品に選ぶのでしたら相手の方に一度聞いてからの方が良いでしょう。
次の項目からは新築祝いに限らずお祝い全般においてタブーとされるプレゼントを紹介していきます。
もちろん新築祝いの場合でもタブーとなりますので、こちらもしっかりと確認しておいてください。
タブーその4 一般的にタブーとされるもの
お祝い全般で一般的にタブーとされるものは、新築祝いの場合でもタブーなものとなります。
一般的にタブーとされるお祝いの品に相応しくないものとはどんなものなのか。
以下に紹介まとめていきます。
- お茶
※一般的に弔事(不幸な行事)の贈り物に用いられる物の為 - ハンカチ
※漢字で『手巾』と書き、『てぎれ』とも読みます。
その為、手切れに繋がりお別れを意味してしまう為
しかし白無地のものでなければ問題無いとも言われている - 櫛(くし)
※『クシ=9・4=苦・死』と連想される為 - 4万円・9万円の現金
※日本では『4=死,9=苦』と考えられており縁起が悪い為
上記のような品はお祝いの贈り物には相応しくないと考えられています。
ですので、これらの品は出来る限り避けるようにしておきましょう。
相手によっては気分を害する可能性もあります。
タブーその5 目上の方へのタブー
最後は目上の方へお祝いの品を贈る際に、注意したいプレゼントを紹介していきます。
友人や兄弟などへのお祝いとしては問題無いものでも、親や叔父・叔母などの親戚、上司など目上の方へのお祝いとなると失礼に値するプレゼントというのがあります。
年配の方にはこのようなマナーに敏感な方も少なくありませんので、知らずに贈ってトラブルにならないように事前にしっかりと確認しておきましょう。
目上の方へプレゼントする際に気を付ける品は以下になります。
- スリッパ・マット等
※これらの品は足で踏みつける物の為、目上の方を踏みつけるという失礼な意味になる為 - 現金・商品券・ギフト券
※目上の方へこのような直接的なお祝いを贈るということは『お金に困ってるんでしょ?』と言っているのと同義となる為 - 時計・鞄(かばん)
※時計やカバンには『より勤勉に励め』という意味が含まれています
その為目上の方への贈り物としては相応しくないとされている為
このように友人や兄弟・従兄弟、部下などへのお祝いには何も問題ない品々も、目上の方へ贈るとなると失礼に値してしまう場合があります。
あなたに全くその気が無くとも、相手にそのような裏があると捉えられてしまえば関係が悪くなったりトラブルに発展したりする可能性があります。
知らなかった、そのようなつもりは無かったとしても、相手の捉え方次第なところもありますので注意したいですね。
その他のタブー
これらの他にも相手の事を考えない【自分本位な贈り物】
相手が既に持っていて【被っても迷惑になる物】
相手がお返しを考えてしまうような【高価すぎる物】
これらのものもタブーとなります。
お祝いのプレゼントとは相手の方を『お祝いしてあげたい』という気持ちを目に見えるカタチに変えた物です。
気持ちを届ける事は出来ないので、目に見えるカタチに変えているのであって自分の自己満足で終わってしまっては意味がありません。
大事なのは『どんなものを送ったら喜んでくれるのだろうか?』と相手の事を考えてプレゼントを選ぶ事が重要なのです。
カタチだけの贈り物になってしまわないように注意してくださいね。
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