
年が明けたら初詣に行くという人は多いと思います。
初詣にいけば大半の人がおみくじをひくのではないでしょうか?
そしてひいたお御籤の吉凶で一喜一憂し初詣を楽しく過ごすことと思われます。
『おみくじ』といえば京都伏見稲荷大社のおみくじは他と違い少し珍しい曖昧な表現が多いおみくじだと聞いたことがある人もいると思います。
もしかするとひいた事のある方も見てくださっているかもしれませんね。
曖昧な表現だからこそ一般的なおみくじのように
【大吉→中吉→・・・凶→大凶】
のような順番が分からない人。吉凶の種類が全部でどれだけあるのか知らない人。
意外と多いと思います。
どうです?あなたは気になりませんか?
京都伏見稲荷大社のおみくじの種類・順番に加えてそれぞれの吉凶の意味も含めてご紹介していきたいと思います。
目次
京都伏見稲荷大社のおみくじの種類
伏見稲荷のお御籤は全部で32番まであり
吉凶の種類は17種類あります。
多いので分かりやすくまとめてご紹介しますね。
吉に関するお御籤
- 大大吉
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 向大吉
- 末大吉
- 末吉
- 後吉
と吉に関するものは9種類あります。
定番のお御籤が多いですが
大大吉や向大吉・後吉など他ではあまり見ることのない吉凶ですね。
そして全体の半分以上は吉に関するお御籤になってます。
凶から吉へと転じるお御籤
- 凶後大吉
- 凶後吉
- 小凶後吉
この辺りは一般的なお御籤には無いものばかりですね。
凶だから悪いというよりも
最初は苦労があるが良い結果になると捉えるのがいいようです。
曖昧なお神籤
- 吉凶未分末大吉
- 吉凶相交末吉
- 吉凶不分末吉
- 吉凶相央
- 吉凶相半
もう見ただけでは意味が分かりませんね(笑)
これらは基本的には吉にも凶にもなるから気を付けなさいという感じですね。
逆に言えば努力すれば吉になる可能性があるという希望を持てる結果でもあります。
おみくじの種類まとめ
良い結果といえる吉に関するものは変わったくじはあるものの、全体的には馴染みのあるものが多いですね。
その他の籤に関してはどれも馴染みの無い籤ばかりで、17種類中12種類は変わった籤となります。
もう一つ京都伏見稲荷大社のおみくじの特徴として、凶や大凶が存在しないということです。
凶であっても後に吉へ転じたりと希望のあるものとなっています。
これらのことから平安時代より縁起の良い、福を招く神社と言われていたりします。
新年から落ち込むような籤は一つも無い優しいお御籤だと言えるでしょう。
京都伏見稲荷大社のおみくじの順番
おみくじの種類が分かったところで、次に気になるのはどれが良い籤でどれが悪い籤なのか?ですよね。
なので良い結果順に並べてみました。
⇩ ⇩
大 吉 小凶後吉
⇩ ⇩
凶後大吉 後 吉
⇩ ⇩
凶 後 吉 吉凶未分末大吉
⇩ ⇩
末 大 吉 吉凶不分末吉
⇩ ⇩
末 吉 吉凶相半
⇩ ⇩
向 大 吉 吉凶相交末吉
⇩ ⇩
吉 吉凶相央
⇩
中 吉
⇩
中吉など吉に関するものより、凶から吉へ転じるものの方が良い結果になるのは意外ですね。
京都伏見稲荷大社のおみくじの意味
最後にこれらのお御籤の意味と読み方をご紹介していきます。
- 大大吉(だいだいきち) → 最高の吉 願いが叶う
- 大吉(だいきち) → とても良い吉
- 凶後大吉(きょう のち だいきち) → 凶を乗り越えると大吉へと転じる
- 凶後吉(きょう のち きち) → 凶を乗り越えると吉へと転じる
- 末大吉(すえ だいきち) → いずれ大吉へとなる
- 末吉(すえきち) → 少しずつ吉へと変わる
- 向大吉(むこう だいきち) → 大吉へと向かう運勢
- 吉(きち) → 良い運勢
- 中吉(ちゅうきち) → 中ほどの吉
- 小吉(しょうきち) → 小さい吉
- 小凶後吉(しょうきょう のち きち) → 小さな苦難があるが乗り越えると吉へと転じる
- 後吉(あときち) → 後に吉へとなる
- 吉凶未分末大吉(よしあし いまだ わからず すえだいきち) → 吉から凶か今は分からないがいずれ大吉へとなる
- 吉凶不分末吉(きちきょう わかたず すえきち) → 吉か凶かとは言えないがいずれは吉へとなる
- 吉凶相半(きちきょう あいなかばす) → 吉と凶どちらとも言えない
- 吉凶相交末吉(きちきょう あいまじわり すえきち) → 吉も凶も交じっているがいずれ末吉に転じる可能性がある
- 吉凶相央(きちきょう あいなかばす) → 吉と凶の間
意味を知ると曖昧さが余計目立ちますね。
でも人の人生こうだ!なんて簡単にいえるような単純なものではありませんので、
このような曖昧な方が案外的を射ているのかもしれませんね。
さいごに
京都伏見稲荷大社のお御籤は変わった籤が多いと言われていましたが、確かに一般的なお御籤とは一味違いますね。
凶の無い優しさと曖昧ながら努力すれば良い結果へと転じる事が出きる希望のある吉凶籤。
人生で一度くらいは京都伏見稲荷大社で初詣をし、お御籤を楽しむのも悪くないですね。
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