
新年を迎えたらまず初詣。
初詣に行ったらおみくじをひくって方もたくさんいらっしゃることでしょう。
その時に木の枝にひいたおみくじを結んで帰る人を見ると思いますが、
何故おみくじを木の枝に結ぶんだろう?
凶や大凶のような悪いおみくじを木の枝に結ぶと良いと聞いた事はあるけど、
何か理由があるんだろうか?
と思ったことはありませんか?
また、木の枝に結んでいいのは悪いおみくじだけ?
大吉のような良いおみくじはどうすればいいの?やっぱり持って帰るの?
と、気になり【悪いおみくじを木の枝に結ぶ理由と、良いおみくじをどうするべきか、結ぶようになった由来について】調べてみました。
同じように気になった方はここを読み、『そういう理由があったのか!』とスッキリしてもらえればと思います。
凶の意味は⇒おみくじの凶の意味は?期間はいつまで?対処と対策を紹介
おみくじの凶を結ぶ理由
おみくじの凶を木の枝に結んで帰る理由は
凶の悪い気をそのまま持ち帰らない為と言われています。
おみくじを結んで帰る事によって境内に悪い気を留め、神さまのご加護を得るという意味があるそうです。
なので木の枝でなくとも最近多くなっている神社指定の結び所へ結ぶ事で悪い気を留める事が出来ます。
他にも神様と縁を結ぶ為という理由で木の枝に結ぶようになったという説もあります。
木とはもともと神様と深い繋がりがあるものだと言われてます。
さらに木とは生命力の象徴でもあります。
なので、神様と深い繋がりがあり生命力に溢れる木にお御籤を結ぶことによって
神様と縁を結び自身の悪い気を取り払ってもらえるようにとの理由で木の枝に結ぶようになったという説です。
さらに、凶や大凶のような悪いおみくじは左手で枝に結ぶと困難を乗り越えることで運気が凶から吉へと転じるとも言われています。
必ず左手でというわけではなく右利きの方は左手、左利きの方は右手と利き手と反対の手で結ぶというのが大事なようです。
さらに結びつけるときは軽く結びつけるという説もあります。
軽く結びつけると雨や風ですぐに落ちてしまいますが、その時に自身の凶運も一緒に落ちるとされている説です。
まとめると、
- 境内へ悪い気を留めおき持ち帰らないようにする為
- 神様と縁を結び、自身の悪い気を取り払ってもらう為
- 困難を乗り越え運気を凶から吉へ転じさせる為
と3つの理由から凶や大凶のおみくじを木の枝に結び付けているということが分かりました。
凶の意味は⇒おみくじの凶の意味は?期間はいつまで?対処と対策を紹介
おみくじが大吉の場合は結ぶ?結ばない?
悪いおみくじを結ぶ理由は分かりましたが、
良いおみくじはどうすればいいのでしょうか?
結論としてはどちらでも構わないそうです。
そもそも木の枝に結ばなければいけないや、結んではいけないなどの作法があるわけでは無いようです。
もちろん神社や仏閣などのルールで
『かならず持ち帰ってください』
『かならず結んで帰ってください』
『結んでも持ち帰ってもどちらでも構いません』
など決まっている場合もありますので、その場合はその寺社のルールに従ってください。
しかし、どちらでも良い場合はどちらでも構わないのです(笑)
大吉のように良い結果のおみくじを木の枝に結ぶ理由は
凶や大凶のような悪い結果のおみくじを結ぶ理由に挙げた
神様との縁を結ぶ為という事で結ぶそうです。
生命力に溢れた木々の力にあやかり、自身の願いが成就する(実を結ぶ)ようにとの願掛けで良いおみくじを結ぶそうです。
悪い結果の場合と行う行動は同じでもその根幹は違い、なんとも贅沢な理由ですね!
そして持ち帰る場合は肌身離さず大切に持ち歩くのが良いそうです。
おみくじの内容とは人生の指針にすべき事が書かれているものですので、
大事にするあまりたまにしか目の届かない所に保管するよりも
肌身離さず持ち歩き、その内容をいつでも確認できるようにするのが良いとのことです。
たとえ大吉だとしても、書かれた内容を蔑ろにしていては良い運勢を活かすことが出来ません。
せっかくの良い運気なのでしっかりと活かしていけるようにしていきましょう。
まとめると、
良い運勢のおみくじは結ぶ結ばないは自由です。
ただし、おみくじをひいた神社や仏閣でルールがあるならそちらを守りましょう。
大吉の意味は⇒おみくじの大吉の意味は?その期限はいつまで?
おみくじを結ぶ由来
昔はおみくじの吉であろうが凶であろうが、
吉凶関係なく持ち帰るのがあたりまえでした。
と言うのも、おみくじとは吉凶関係なく書かれている内容そのものが大切だと考えられている為です。
悪い結果だと、その内容を教訓にし自分を戒め何に気を付けるべきかを確認する。
良い結果でも、結果だけに浮かれずしっかりと正しい行動を起こさないと良い結果に恵まれない。
と考えていたからです。
つまりおみくじの内容を常に確認し人生の教訓・指針にするために持ち帰っていました。
現在のように木の枝に結ぶようになったのは、江戸時代からのようです。
おみくじを木の枝に結ぶと『縁が結ばれる=恋愛成就』とのジンクスが生まれ、それが神様との縁を結ぶ為という理由へと変化したとされています。
そもそも、木の枝におみくじを結ぶというのは民間の風習のようで神社仏閣の正式な作法では一切ないようです。
その為、良い結果悪い結果に関わらず結ぶ結ばないは(寺社のルールでない限り)本人の自由ということです。
木の枝に結ぶ事によってひいた本人が安心できるのであればそれが一番の行動なのだと思います。
さいごに
最近では木の枝に結ぶ行為を禁止している神社仏閣が多くなってきています。
木の枝に結ぶ人が多く、木々の成長を妨げるというのが理由だそうです。
その代わりにおみくじを結ぶ専用の結び所がある神社仏閣も増えてきていますので、そのようなところでは木々の枝に結ぶ事が無いようにしましょう。
そして、結ぶ際は結び方に気を付けましょう。
縁起が悪いとされている縦結びにならないように気を付けてください。
おみくじの意味や結ぶ理由は?吉凶の順番や引く時の作法も紹介!【まとめ】