
1月の第二月曜日は成人の日ですね。
両親や祖父母・叔父叔母の方は小さな頃からずっと見てきた子がとうとう大人になるのかと感慨深い思いもあると思います。
これからは自分と対等の存在となり、人によってはお酒を酌み交わせる事が楽しみかもしれませんね。
しかしいつまでも子供だと思っていた子がもう大人になってしまったと思うと嬉しい反面少しの寂しさも感じてしまうかもしれません。
そんな嬉しさと寂しさの入り混じる成人式ですが、『成長』をお祝いする最後の行事です。
大人として社会に送られる最初の一歩をお祝いしてあげたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのは成人式のお祝いは一般的にいくらが相場なのでしょうか?
贈るのはお祝い金がいい?それともプレゼントの方がいい?
お祝い金の包み方やプレゼントへは熨斗(のし)がいるのかなどの渡し方など、人生の先輩としてちゃんとしてるところを示せるようにしっかり確認しておきましょう。
成人式のお祝いの相場は?
成人式を迎える新成人へ贈るお祝い金はいくらが妥当なのでしょうか。
もちろんご家庭の経済的状況やその地域や親族間での習慣、新成人の子との関係性によって変わるものだと思います。
しかしここでは一般的にはこのくらいを包んでいるという相場をお伝えしていきます。
- 両親
1万~5万円 - 祖父母
1万~10万円 - 叔父叔母
1万~3万円 - その他の親戚
5千~2万円 - 知人等その他
5千~1万円
新成人へのお祝い金の一般的な相場は上記のようになっています。
両親や祖父母からのお祝い金が意外と高額なのには驚きました。
我が子や孫の成人というのはやはり思い入れもひとしおなのでしょう。
また晴れ着などの準備金も計上されているのかもしれません。
それに比べると叔父叔母や親戚の方は若干少なめになっていますね。
この辺りはお祝いをメインで行うのはやはり両親や祖父母になるので頷けます。
さらに成人、大人になったお祝いですのでお祝いにはお返しが必要となってきますよね?
ですのでその負担を考えると妥当かと感じます。
しかし、大人と認められる歳になったというだけでまだまだマナーなども勉強不足でしょう。
最近はお返しが無い事も普通にあることのようです。
この辺りは周りの大人が少しずつ教えていく事だと思います。
大人になってもまだまだ教える事はあるという事ですね。
成人式のお祝いがプレゼントの場合は?
成人式のお祝いにプレゼントを贈る場合ですが、金額の相場は前項のお祝い金の相場を参考にすると良いでしょう。
さらに贈る品ですが、成人式は大人になった事を社会的に認める式です。
そんな新成人へ贈る品物ですから大人の方へ贈るに相応しい物を贈りたいですね。
参考までにこのような品物がオススメというものをいくつか紹介していきます。
- ボールペン
- 名刺入れ・カードケース
- ネクタイ
- 革靴
- スーツ
- 時計
- アクセサリー(公式の場で使いやすい)
- 香水
- 印鑑
社会人になってからも長く使えるものや公式の場で使えるアクセサリーなどはオススメです。
今後、婚姻や保険・車の契約など使用する機会が増える印鑑もオススメです。
印鑑は男性なら結婚後も姓が変わる事はありませんが、女性に贈る場合は名前を彫った実印なども長く便利に使えるものになるのでオススメです。
ただプレゼントを贈る場合、受け取る方の好みもありますので事前に希望を聞く機会があるのであれば聞いておく方が良いでしょう。
成人式のお祝いの渡し方
成人式のお祝いがお祝い金またはプレゼントどちらの場合にしろ、お祝いとして贈るのですから包み方も気になりますよね。
お祝い金を贈るのならどんな祝儀袋を使い表書きには何て書くのか?熨斗(のし)や水引はいるのか?
プレゼントを贈る場合も熨斗紙をつけるべきかどうか?
もしかすると一番失敗したくないお祝いの場かもしれませんよね(笑)
ですので恥をかかないようにしっかり確認してください。
お祝い金の包み方
成人式のお祝いに使う御祝儀袋には
紅白蝶結びの水引と熨斗がついたもの(またはプリントされたもの)を使います。
成人式などの成長を祝うものには、簡単に解ける事から何度来ても良いお祝いという意味で蝶結びの水引が使われます。
成人の祝いなんて一度しか無いのに何故なんでしょうかね?
私は勝手に、七五三や入学祝いなど他の成長のお祝いをひっくるめて節目節目に何度もあるお祝いだからという意味ではないかと解釈していますが。
そして表書きですが、これはボールペンやサインペンで書くのはNGです。
正式には毛筆、略式でも筆ペンで書くのが作法です。
そして上段には何のお祝いかを書きます。
成人式の場合は、【御成人・祝御成人・成人お祝い・御成人お祝・御祝】のようにかきます。
下段には氏名を書きます。
氏名は【姓のみ・姓名・夫婦連名】になります。
夫婦連名で書く場合は右側が夫の姓名。左側が妻の名と書きます。
注意点をまとめると

お祝いの品の包み方
基本的にはお祝い金を包むときと注意点は同じです。
違う点は使用するのが祝儀袋ではなく掛け紙(熨斗紙)なところです。
あとは水引や熨斗・表書きの注意点は同じになります。
掛け紙だから気を付けないといけないところは外のし・内のしどちらにするかです。
基本的にはお祝いする側ですので外のしで問題ありません。
しかし、直接お祝いの品を渡す事が出来ないのであれば、内のしで配送しましょう。
配送で熨斗紙が痛まないようにする為です。
注意点をまとめますと
※直接渡すなら外のし。配送するのであれば内のし。
まとめ
いかがでしたか?
ここではご祝儀とプレゼントを分けてお伝えさせていただきましたが、
ご祝儀・プレゼントどちらも贈られる方も少なからずいらっしゃるようです。
もしここをご覧いただいているあなたもどちらも渡したいけど・・・という場合は、プレゼントの分ご祝儀を少なく包むと良いでしょう。
お祝いだからとあまり多く渡してしまうと返礼に困る場合もあるのでご注意ください。
これからの未来を担う若者が社会に認められた最初の一歩、心から祝福してあげたいですね。