
何か災難が降りかかった時。
近しい人が亡くなった時。
このような時に『あぁ~厄年だからだ!』と言ったりするのを見たり聞いたりした事はありませんか?
厄年には『災難が降りかかる』『不幸が訪れる』などと言われますが、みなさんは自分の厄年がいつなのかご存知ですか?
また厄年には≪前厄・本厄・後厄≫とありますが、これらの意味をご存知ですか?
厄年って聞くと不安になりますし、自分は気を付けようと思うでしょうが意外とあまり知らないものだと思います。
ですので今回は以下の3つの事柄について書いていこうと思います。
- 厄年は何歳から?
- 厄年の≪前厄・本厄・後厄≫の意味
- 厄年に厄払いをする時期
厄年の男の年齢や過ごし方は?やってはいけない事とは?厄払いはするべき?
厄年の女性の年齢と過ごし方は?してはいけないことは?厄払いはするべき?
厄年って何歳から?
厄年とはある年齢の時には体調を崩しやすく災難が降りかかりやすいから気を引き締めなければならないとされている時期のことです。
厄年は≪前厄・本厄・後厄≫と1年ずつ合計3年間続けて訪れます。
さらにこの厄年というのは人生で1度きりではありません。
男性女性で違いますが、生涯で3~4回この厄年は訪れます。
では何歳の時が厄年となるのでしょうか?
厄年の時期を以下の表にまとめました。
女性の厄年
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
18歳 | 19歳 | 20歳 |
32歳 | 33歳≪大厄≫ | 34歳 |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
男性の厄年
前厄 | 本厄 | 後厄 |
---|---|---|
24歳 | 25歳 | 26歳 |
41歳 | 42歳≪大厄≫ | 43歳 |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
赤い文字で示しているのが《大厄》の年です。
《大厄》とは生涯で数度訪れる厄年の中で最も気をつけなければならないとされる年です。
また表内の年齢は全て数え年でのものとなります。
厄年は『数え年で考える』というのが一般的になります。
この表は一般的に言われる厄年の時期ですが、その土地によって厄年の時期が違う・数え年ではなく満年齢で考えるという地域もあるそうです。
厄年の前厄本厄後厄の意味は?
厄年には本厄だけでなく、前後1年ずつに訪れる『前厄・後厄』というものがあります。
『前厄・本厄・後厄』これら3つの厄が訪れる3年間を《厄年》と呼びます。
ではこの前厄・本厄・後厄とそれぞれの意味と違いは何なのでしょうか?
前厄とはこれから徐々に本厄へと向かっていく時期です。
災難や不幸が降りかかったり体調を崩しやすくなり始めるので注意していかなければならないとされる年です。
本厄
本厄とは厄年の本番です。
もっとも災難が降りかかりやすく体調を崩したり病にかかったりしやすい、一番気を引き締めなければならないといわれる年です。
後厄
後厄とは本厄が過ぎ、徐々に厄が収まっていくとされる時期です。
しかしまだまだ厄年が終わったわけではないので、気を緩めてはいけないとされる年です。
これを分かりやすくいうと『前厄は予兆』で『本厄は本番』『後厄は余韻』ですね。
前厄は厄年に向かっていくため本厄の次に気をつけなければなりません。
しかし、だからといって後厄で油断すると後悔する事になるかもしれません。
ですので厄年の3年間はしっかりと気を引き締めていきましょう。
災難というものは厄年でなくても突然にやってきます。
しかしこの3年で気を引き締めて生活するという癖がつけば自身に降りかかる災難から身を守る事が出来るのではないでしょうか。
厄年に厄払いをする時期は?
厄年には『前厄・本厄・後厄』と3年間あると前項で書いたのですが、では厄払いはいつするべきなのでしょうか?
前厄の時に厄払いをすれば後厄まで効果があるのか?
1番大変な厄年である本厄の時に厄払いをするものなのか?
前厄・本厄・後厄と3回とも厄払いしないといけないのか?
これに関しては厄払いをしてもらう神社や寺社それぞれの解釈で異なります。
『前厄・本厄・後厄』と全て含めて厄年である為、前厄の年にまとめて厄払いすれば良いとするところもあります。
また、厄払いは毎年行わないといけないとする為厄年である3年間で3度厄払いする必要があるというところもあります。
ですので厄払いを受ける神社・寺社の考えに沿うか、この年は厄払いをしておこうと自分で決めるかは自由です。
厄払い自体絶対にしなければならないものではありません。
ですが、自分が厄年という不安を抱えたまま生活する、何か起きた時に『厄払いをしてなかったからだ・・・』と後悔するのであれば安心を得るために厄払いをするというのも大事だと思います。
まとめ
厄年というのは男性女性と時期が違い、生涯で訪れる回数も違います。
そして厄年には≪前厄・本厄(大厄)・後厄≫と3年間で1度の厄年となります。
前厄とは本厄へ向かう予兆の年。
本厄とは厄年の本番。
後厄とは本厄が終わって終息に向かう余韻。
これらを理解しそれぞれの年に気を引き締め生活していくことが大切です。
そして、厄払いを受ける時期というのは各神社・寺社によって違いがありますが、そこに倣うのかどうかは自分で決めてよいものです。
しかし厄払いというのは絶対にしなければならないものではありませんので、するかどうかはご自身が後悔をしない選択をしてください。
厄年についての【まとめ】
厄年の時期とその過ごし方は?厄除けや厄払いはするべき?身につけると良いものは?【まとめ】