
厄年になると災難が降りかかったり、不幸が訪れるって聞きますよね。
ですので厄年にはしっかりと厄払いをしよう!
そう思っている方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
でもちょっと待ってください。
≪厄払い≫だけでなく≪厄除け≫というものもありますよね。
この2つの違い、みなさんはちゃんと知っていますか?
また厄払いと厄除けどちらをすれば良いのか?もしくは両方しなければならないのか?
みなさんはご存知ですか?
今回は次の事について書いていこうと思います。
- ≪厄除け≫と≪厄払い≫は何が違うのか。
- ≪厄除け≫と≪厄払い≫は両方しないといけないのかどうか。
厄年は何歳から?前厄本厄後厄の意味
厄年は厄払いするべき?するなら時期は?その効果は?
厄除けと厄払いと厄落としの違いは?
『厄年だから≪厄除け≫しないと!』
『厄年だから≪厄払い≫してもらわないと!』
など聞いた事あると思います。
≪厄除け≫と≪厄払い≫って何が違うのでしょうか?
また【厄年に妊娠や出産をするのは≪厄落とし≫になる】とも言われるのですが、聞いた事ある方もいらっしゃると思います。
この≪厄落とし≫というものが何なのでしょうか。
≪厄除け≫や≪厄払い≫とは違うのでしょうか?
これらの違いを説明していきたいと思います。
厄除けとは神社でも行う事がありますが、基本的にはお寺(密教系)に出向いて祈願祈祷してもらうものを≪厄除け≫と言います。
厄除けは災厄などの邪気が寄り付かないように祈願祈祷してもらうものとなっています。
災厄が自身に近寄らないようにする予防・保険の意味合いが強いです。
また厄年で無い方でも災難が続いている場合は厄除けをしてもらう事もあります。
厄払い
厄払いは≪厄祓い≫とも書きます。
『祓う』という字を使っているように、厄払いとは神社に出向いて祈願祈祷してもらうものの事を言います。
厄払いは自身に災厄をもたらすモノを自身の身から祓ってもらう為に祈願祈祷してもらうものとなっています。
災厄をもたらす邪気や穢れを祓ってもらう、神道に則ったお祓いです。
こちらも厄年で無い方でも厄払いをしてもらう事もあります。
厄落とし
厄落としとは自らの大事なものを落とす・手放す事によって、現在・今後降りかかるかもしれない厄を落とす事を言います。
親戚などに贈り物をする・出産をする・よく身につけているものを落とすなどの行為は厄落としになると言われています。
≪厄除け≫≪厄払い≫≪厄落とし≫とそれぞれこのように言われていますが、厳密な違いは実際ありません。
お祓いは神社で行うものであるため、お寺では本来しないものです。
ですが、≪厄払い≫を行うお寺もあります。
また、神社では≪厄除け≫≪厄払い≫ともに行う神社もあります。
このように厄除け・厄払いに関しては神社とお寺は神様と仏様と信仰の対象が全くの別であるにも関わらず、混ざり合っています。
このような事を神仏混淆(しんぶつこんこう)や神仏習合(しんぶつしゅうごう)といいます。
このようにどの呼び方でも災厄から身を護る為に祈願祈祷する行為としての大きな意味で同じな為、違いは有って無いようなものです。
厄除けと厄払いは両方するもの?
≪厄除け≫と≪厄払い≫の違いは前項でご説明させていただきました通りです。
ではこの≪厄除け≫と≪厄払い≫は両方した方が良いのか?
厄除けは仏教信仰であるお寺で受けるもの。
厄払いは神道信仰である神社で受けるもの。
両方うければ厄年なんて怖くないんじゃ!?
なんて思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも仏様と神様両方からご加護を貰ったりするのは罰当たりな行為だったりするのかも?
こんな不安も出てきますよね。
結論から言いますと、
≪厄除け≫と≪厄払い≫両方をしてもらう事には何も問題はありません。
≪厄除け≫も≪厄払い≫も実際に災厄から身を護れるものなのか、そもそも災厄というものがあるのか?
これは目には見えず、観測する事も出来ないものの為誰にも証明する事は出来ません。
ですので【厄】を信じるか信じないか、という皆さん次第であると個人的には考えています。
その為≪厄除け・厄払い≫両方をしてもらう事で『これでもう安心だ!』と自信をもって言えるようになるのであれば両方してもらうべきでしょう。
しかし防ぐ方法も分からない【厄】に対する対策として行うのであれば≪厄除け・厄払い≫どちらか片方で十分です。
自分にとってご利益があると思うのは≪厄除け≫なのか?≪厄払い≫なのか?
その判断でどちらを受けるかを選べばよいでしょう。
無理に両方してもらう必要はありませんよ。
まとめ
≪厄除け・厄払い・厄落とし≫
どれも災厄から身を護る為にしてもらう・行うものですが、これらに厳密な違いはありません。
神社なのかお寺なのか自分でなのか、という違いはありますがそれすら混ざり合って使われていたりもします。
ですので、これらの違いはなんなんだろう?とあまり気にする必要はありません。
≪厄除け≫でも≪厄払い≫でも≪厄落とし≫でもご自分が安心をする事が出来、日々の生活が前向きになるのであればどれでも大丈夫なのです。
厄年についての【まとめ】
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